昨年の京都での展示会の折にたまたまイタリア料理店のオーナーシェフが僕の作品を見てくれた。
だいぶ興味を持ってもらったと思っていたが、その後何の音沙汰もなかった。ので、もうつながりはないのだろうなとがっかりしていた。
なにしろ、僕は器を作っているのだから、料理の本職の人においしい料理を食べにきた人に喜んでもらえる器を使ってもらえることは、至上の喜びであるからだ。
夢がひとつ消えかけていたと思っていたのだが、今日一通のハガキが届いた。
シェフからだった。 これでとりあえず僕の作品をもう一度見てもらえるチャンスができたということだ。 これから楽しみだ。提案したいことは山ほどあるからだ。