先日、雪が降り止んで青空が見えた頃、昨年末に亡くなった従兄弟の四十九日の法要が行われました。
6つほど年齢が上ですが、このくらいの歳になるとほとんど同世代の感じです。 小学生のときに彼が履いていた靴をお下がりでもらったんですが、革靴なんて初めてだったからこの高級な感じは味わったことがなく、とても大切にしていました。が、すぐにサイズが小さくなって履けなくなったことをとても残念に思ったことを思い出します。僕の革靴好きはこのときに芽生えたのかもしれません。 それはともかく、この日に集まった面々の中には複数の同世代人間がいました。で、話を交わす中で、それぞれが自分の生き甲斐というものをどう掴んでいるかを感じているのに気づきました。 亡くなった従兄弟は退職して地域の役割の長として活躍しながら畑仕事をして、毎年収穫物を届けてくれていました。また、同じく退職してから風景写真を撮るためには朝早く起きて出かけることも苦ではないという人もいます。若い頃からの山登りを続けている人も。 それぞれに続けていた仕事を辞めた後にときめくものを見つけています。身近でそういう様子を知ることもいいことだなと思います。自分の目標や理想を追うだけでなくて、人を知ることで自分を知ることも大事だなと。