刷り師の梅田さんのアトリエを訪ねた。外観は黒で統一されていてかっこいい!すぐに仕事場を見せてもらった。

真ん中にリトグラフのプレス機が置いてある。かなり大きなものだ。僕が学生時代に経験したものよりベッドのサイズが数倍はあると思う。大きな作品が刷れるわけだ。
僕のアトリエとは比べ物にならないくらいよく整頓されている(って、家が特別汚いのかも)。明るくて仕事がし易そうに思う。

壁にはヤンセンやカシニョールや島田さんの作品が飾られていた。彼らの仕事ぶりについても話を聞けて興味深かった。

ローラーやインク台、インクの並んだ棚だ。とても懐かしい。僕のアトリエももとはと言えばエッチングプレスを置こうと思って作ったものだから、懐かしい匂いにうっとりしてしまった。
コーヒーをごちそうになりながらいろんな話をした。僕の好きな「スティング」が聞こえていた。若い二胡奏者の演奏も聴いた。版画のワークショップのことやコンペのことなどを話したが、これからおもしろくなっていきそうに思えたのが嬉しかった。
人と話すのはアイデアが広がったりして楽しいものだ。経験が違うというのはおもしろいものだ。集まって何かやるというのはいいものだ。そう思わせてくれた梅田さんに感謝!