軽トラを引き取ってもらった。14年くらい使った。小回りが効いて便利だった。
置いていた場所は妙に広くなった気がする。
長年出し入れしていたので砂利には轍ができている。タイヤが通ったところは低く沈んで雨が溜まるが高くなったところは雨の日でも歩ける。 よく働いてくれた。ちょっと出かけるには気軽だし薪を運ぶには無くてはならなかった。母の介護の時にも重要な役目を果たしてくれた。 しかし使い続けるには経費がかかる。税金、車検、保険だ。便利さとどちらを選ぶかの問題だった。 話は違うが、北海道の美瑛ではオーバーツーリズムで問題が出ている。観光客がたくさん来てくれることは地元の産業が潤うことになるのだが、交通の邪魔をするし私有地にも入り込む。ゴミも捨てていく。で、覚悟を決めて映えスポットの白樺の並木を伐採した。 白馬村は今スキーシーズンだ。というかパウダースノーに触れられる季節だ。ので外国人観光客が大勢やってくる。オーストラリアや東南アジアからだ。客の9割は外国人だという。で、レストランで食事をするとえらいことになる。牛丼が2500円?それでも外国人からすれば安いから売れる。したがって地元の人には物価が高騰してしまって困るという現象が起こる。 それに比べると軽トラ問題は小さな事柄だが、ずっと考えていたことでやっと結論を出して実行した。暮らしの形は変わっていく。