オリンピックがあった年で、つまり閏年なので、秋の法要がお彼岸の最終日より一日遅くなったんだとか。
ま、そういうわけで、お施餓鬼とともに行われました。
で、菩提寺の世話人というのをやってますので、こういうのに参加するのです。もちろん一般の人も参加できます。
参加すると毎回勉強になることがあって、少しずつ仏教のことが知れてきます。高校生のときの修学旅行で京都奈良へ行ったのですが、あの当時の仏教の知識なんてほとんどありませんでした。
でも中学校に勤めるようになって、二学年の後半になると修学旅行の準備が始まりますから、歴史の勉強にも力が入ってきます。この時の学年主任だった先生が熱心でエネルギッシュな人だったので、学年会議の終了後は続いて歴史の勉強会をしました。それぞれ分担されたお寺についてのレポート発表会です。ので、僕は今でも奈良の興福寺と京都宇治の平等院鳳凰堂については詳しいつもりです。ついでに万葉集も面白かったし、忘年会の折の学年の出し物は僕が脚本を書いたプロレス風の「大化の改新」でした。
のちにうちの宗派は浄土宗だということがわかって、平等院の学習がつながってきたのも不思議な縁です。
最後の学校の学年で修学旅行の準備に入ったときに、学習係の先生に「勉強会をやろう」と提案したのですが断られました。なので、そのときの先生方は多分生徒より知らないことが多いのでは?と思ってしまいます。こうやって「文化」って伝わったり途絶えたりしていくんですね。僕の場合はたまたま熱心な先生に出会えたので開かれた世界ができたわけです。
みなさんで後片付けをし終わったところです。 このあと分担されたお家に卒塔婆をお届けして回りました。暫くぶりにお会いするおばあちゃんもいて、お元気そうでなによりでした。