窯の棚板の修理をしました。ずいぶんと長い間やってなかったのです。
棚板は窯の中で作品を置く板のことです。窯の中いっぱいに作品をつめるために、作品を置いた棚を上に何段か重ねていきます。作品の釉薬が溶けて棚板にも付いてしまうと作品と棚板がくっついてしまいます。
くっついた作品を無理やりに剥がすと、
棚板のアルミナの層が作品にくっついたり、作品が壊れたり、
棚板の方に剥がれができたり、釉薬が付いてしまったりします。 ので、ついた釉薬を剥がして(この作業が大変!下手すると棚板を割ってしまいます。昔は何枚か割ってしまいました。一枚がけっこうな値段なので作業は慎重に。)、新たにアルミナを塗って層を作ってやります。
コーティング材は水に溶いて刷毛ぬりします。今日は一度乾燥させてからもう一度塗りました。まだまだ凹凸がありますから、もう一度塗ったほうがいいかな。デコボコしていると作品の座りが悪くなるからです。