舟形鉢をいくつか作ったのですが、うっかりして底裏を平にしておくことを忘れてしまって、さあ大変。久しぶりに作ったせいです、作業の流れのなかでその仕事だけ飛んでしまったわけです。厚みをできるだけ薄くしようとか、形(フォルム)の決めに神経を遣っていたせいかな。
で、焼き上げてから削るという方法もありますが、サイズが大きいのできっとうまくいかないだろうという読みもあって、素焼き前に処理することに決めました。ホームセンターで紙やすりを探したのですが、紙より布の方が強いからと布のやすりを物色していたら、なんと、最近はいいものができてるんですねえ、僕が知らなかっただけだと思いますが、メッシュのやすりがあったのです。#80の粗いやつを手に入れました。これだと削られた土の粒がメッシュの穴を通して下に落ちるわけです。
これで器をテーブルに置いたときにがたつかないようになりました。 で、メッシュを持ち上げれば粒は下に落ちていますので、片付けが楽チン。
荒い土に粗いメッシュですから、こんな具合です。これでは出来上がったときにテーブルを傷つけてしまいます。 なので、さらに処理をして、
こんな具合に滑らかにしました。 まあ、ひとつ工程を忘れてしまうと後が大変ですわ。でも、この経験でこの作業は器作りの何かに役立つかもしれません。