お仏壇の用意をして提灯を下げてお墓へお迎えに行きました。
本堂の扉は開かれていて、御本尊を拝めるようになっていました。 雨が弱まっている時を見計らって昼食後すぐに行ったのですが、すでに来ているお家があって驚きました。 ここ十何年かは家内と二人で迎えに来ていました。その間、母はうちで天ぷらを揚げていたりしていたのですが、それもできなくなってしまってからは二人だけの準備やお迎えとなりました。 昨年は新盆ということで、訪ねてくれる人が多かったので賑やかでした。が、今年はほんとに静かです。 小さい頃のお盆と言えば、祖父が派手な人でしたのでいただいたスイカがたくさん並び、御供物や盆提灯の並びで明るく、人も多く集まり、いつにも増してとても華やかな行事でした。 時代の流れですね。その頃を思えば寂しいわけですが、こうして二人きりでご先祖様を迎えて過ごすお盆も悪くないなと。何より、家内がいつの間にか母から教えてもらっていて、当たり前のようにあれこれ準備をしてくれるのが嬉しいです。 雨のお盆は、物心ついてから初めてのような気がします。