朝からシルバーのおじさんたちが来てくれて、杏の枝の剪定などをやってくれました。
うちの杏は桜の木の北側にあるために日陰になっています。で、実の収穫を得るために背を低くして枝を横に広げる感じになるように、毎年少しずつ全体の形を変えてもらっています。背が高いと収穫するときに高い脚立が必要となって危ないので、できるだけ低めにしてもらったわけです。 で、おじさんたち、来るなり幹の異変に注目しました。もう古木なので仕方がないなと思っていたのですが、幹が枯れてきて皮の様子が変わってることが気になったわけです。 枝を切ると断面が、 こうなって、回りから輪っかのように膨らんできてさらに成長して。 ついにはこんな感じに断面を塞いでしまうわけです。傷ついた部分を覆うことで守っているわけですね。この部分を「カルス」と言うそうです。 で、幹の枯れてしまった部分をカルスが成長して覆っていくのですが、その動きを助けるために枯れた部分を取り除く手術をしてもらいました。 見ていると大手術でした。あんな薄い皮みたいな組織で木を支えられるのだろうか?という感じでした。が、丁寧な仕事ぶりでやり遂げてもらいました。 ね。大手術でしょ? なにせ小さい頃からあった木ですからねえ。捻れたり苔が生えたり、 すごい成長力だと感心します。 「これで元気になりますよ。」と太鼓判を押してもらえました。 杏もシルバーさんもみんなスゴイ!こちらは恩恵をいただいてるだけですナ〜。