このところ、なんとかのひとつ覚えのように(ように、でなくてホントに。)お昼を作ると言ったらパスタにしてたんですけど、それが、昨日ほうれん草とかを食べきれないくらいたくさんいただいた(物をもらうことはホントに幸せですわ。)ので、それを使って何かできないかな?ということで、
こんな風にしてみました、ら、これがおいしかった!いつもと違うのは新玉ねぎを入れてみたことですかね。一味変わりました!
ちょっとお世話になっているI井さんと話しているときに、昔C病院のI川先生のお家で映画の撮影をしたのだという情報を得ました。「野菊の墓」(伊藤左千夫の作ですね。)を基にした映画だということなので、僕はある映画を思い出してドキドキしてしまいました。それは「野菊の如く君なりき」?と尋ねたら、そうそう!ということになったので僕の心は大学浪人時代へタイムスリップしてしまいました。 その映画はリアルタイムで見たというわけではなく、確か渋谷か池袋の名画座(この言い方も死語になってるんでしょうね。)で見た「昔の」作品なのです。1955年木下惠介監督作品です。主人公「政夫」の思春期にお手伝いの「民子」と淡い恋に落ちた、そう、悲恋懐古の物語ですね。「たみさ〜〜ん!」「まさおさ〜〜ん!」と呼び合う声が聞こえてきそうです。悲恋ということは、そう、政夫が東京(だったと思う)の学校から久しぶりに帰ってきたら民子は亡くなっていたというお話で、館内で涙をぼろぼろ流しながら見ていたことを思い出します。家柄の違いとか年齢とか古い偏見も邪魔してたお話ですからなおさら純情な(当時はですね。)僕はキュンキュンしてたわけですね。 その政夫の家をI川先生のお家で撮ったのだということで、当時はあれは矢切の渡しのあの辺の風景だと信じてましたから、実はこの辺の風景なんだと知って面食らいました。 久しぶりに青年期の自分の心持ちを思い出して、あ〜歳を重ねたもんだナと長い棒が伸びて一瞬感傷的になるとともに、あの頃とちっとも変わっていない心持ちの部分にも気づいて驚いたわけでした。単純なんですわ。