玄関の前にアカモズ君がたたずんでいました。近づいても身じろぎもしなくてときどき白目を剥いている。
こないだのアカモズ君の赤ちゃんだと察しました。飛ぶ練習をしていてガラスにぶつかったのではないかと推察。 それにしても、人間には助けようがない気がして、どうしたらいいか?と困りました。お母さんモズ君に来てもらわないとナ、と。両手でそっとすくいあげて、とりあえず薪の上に立たせてみました。ここならお母さんにも見えるだろうと。
話しかけたり励ましたり背中を撫でたりもしてみましたが、野生の者に人間の臭いをつけたらいけないかもしれないとも思いました。 そうこうしているうちに、薪の上を跳び上がっていき、あっという間に飛び去っていきました。あっけないひとコマでしたが、安心しました。最後の飛び方も大人のそれのようでしたので、よかった! 僕が小さい頃、モズが弱って倒れているのを姉と拾ってきて介抱(?気持ちだけ)して、動き出したので窓を開けて逃がしたことがありましたが、久しぶりに思い出しました。 それにしても、野生の者は大変ですね。厳しい世界です。