たしかCDを持っていたはずだ、と思いながらも、探し出すのに時間がかかりそうだと思ってそのままにしていた、が、やはりあった。
長いあいだ聞く機会もなかったが、その歌声に惹かれていたので自分もファンだったのだと思っている。とにかくずっと「カッコいい」存在だった。ローリングストーンズは衝撃的だった。レッドツェッペリンには度肝を抜かれ、ピンクフロイドの新しさに興味を持った。バンドでなくて惹かれていた歌手は大勢いる。 デビッド・ボウイの発声を(当時)独特に感じていた。GACKTを受け入れられたのも、その発声に共通点を感じたからだ。 今回改めて聞いて、こんなにもBritishだったんだ!と驚いた。「The Jean Genie」しかり。改めてそれを強く認識した。明らかにストーンズの流れだ。 それともうひとつおもしろく感じたのは「Starman」が昭和のポップスみたいだったことだった。日本人はこの感じを引きずっていたんだな、と感じた。 亡くなったことがニュースになって、けっこう大騒ぎしていて、新しいCDが売り切れだという。なんだかそれにびっくりしている。そんなにファンがいたっけ?という気がした。自分の周り数キロを見回しても、「デビッド・ボウイのファンだ!」なんて聞いたことなかったぞ、なんて思った。そういう自分も数年前に人に伝えただけだったナ、なんて思い返した。僕の中のDBは70年代で終わっていたということだ。