食事のために料理する。

　暖かな日であった。

　よく晴れた空に浮かぶ雲のひとつひとつをこんなにゆっくりと眺めたのは久しぶりではないだろうか？

　家内がしばらく家にいないので（べつに出て行っちゃったわけではないゾ。）、食事の用意は自分でしなければならない。　昼はタンメン。夜は　肉野菜定食だ。中華だしを効かせて仕上げはオイスターソース。我ながら天才的な味付けであった。味噌汁はジャガイモとタマネギときざみ揚げ。ちゃんと出汁を効かせた。と、誇らしげだが、品数が少ないな。この意気込みがいつまで続くのか？世の中にはレトルトっつうものもあるし、HっとMっとの弁当に逃げるという手もあるんだからと余裕をかましているのだが。　いずれにしても、食事に費やす時間やエネルギーっていうものは膨大だということを改めて知ることになった。