名古屋で注文してもらった作品作りを終えた。
これはコバルトの象嵌を施したものを乾燥させているところだ。 注文の作品は納期の関係があるのでいろんな意味で失敗はできない。失敗することを想定して納期を指定すればいいのでは?という考えもあるだろうが、お客さんによっては、「式が◯月だから」とか「お正月に使いたいから」とか「クリスマスに使いたい」とか具体的に使う場を設定していることもあるから、そうはいかない。なので、注文いただいた数の倍の作品を作ることにしている。今回もちょうど倍の数や1.5倍の数を作った。
しかし、何が起きるかわからないのが焼き物だ。数年前にはひと窯分失敗したこともあった。釉薬の変更を求められて、試作は成功したが本番で思い通りにならなかったという悲惨な結果だった。納期に間に合わずヒステリックに怒られることになったが、安請け合いはするものではないと深く心に刻み付けたものだ。
自分の経験を信じるしかない。毎回祈るばかりだ。
かきねのかきねのまがりかど、、、。サザンカが咲き始めている。
冬に向かっているんかな?