暮れに本屋さんでぶらぶらしていたら、ユーミンのベスト盤みたいのがあって、カセットテープでは(生徒から借りたりして)けっこうたくさん持ってたんだけどCDは一枚も持ってなかったので(「この時代にCDだって!」と笑われたこともありましたが。ほっといてください。)衝動的に購入してしまいました。
このタイトルすごいでしょ?でも、最近恥ずかしいという感覚が鈍麻しているのか、素直に店員さんのところに持っていきましたよ。 で、今日仕事をしながら聞いていました。懐かしい曲が次々と流れ、しばらくこころをキュンキュンさせていました。 40年ですよ、40年!三枚組ですからね、すごいことですね、この量を作詞作曲したこともずっと歌い続けてることもほとんどの曲を知っていることも、つまりずっとおつき合いしているんだなということも。 ユーミンの曲が好きだということをカミングアウトすることはけっこう恥ずかしいことです。それはオンナのコの恋心を歌った曲が好きだということを告白していることに等しいことだからですが、言わせてもらえば、ユーミンのはほかの恋の曲とはちょっと違うのだと信じている自分がいる。笑いたければ笑えばいい! 40年前、この才能は衝撃的だった。映像が浮かんでくるような詩と新鮮なアレンジに心を奪われた。「山手のドルフィン」に行ったこともあった。男の自分にはない、若いオンナのコの感受性と類いまれな才能が鮮烈だった。さすがに今は女の直感を素直に尊敬する気持ちはなくなっている、かな?今となっては、八王子の呉服屋さんの娘さん(タマビの先輩です。)が都心の若い才能の集まりに身を置いてその中で新しいスタイルの自分の言葉を探しながらひとつひとつを作り上げていたことを想像することができて、まあ、そんなことも思いながら聞いていた。 自分はやっぱり、こういう才能に弱いですナ。何をゴールに決めて何を犠牲にしたの?人々がみんな立ち去っても私ここにいるわ。とか、、、。これはやっぱりセンチメンタリズムですナ。イカン、イカン。