仙川「うつわ」での展示会の二日目、昨年の二人展でご一緒した古荘美紀(ふるしょう みき)さんが来てくれました。
昨年は「アルベルベッロ」を二人とも作っているということで、大変びっくりしました。何か共通しているところがありそうだゾと直感したものでした。
で、以前に、古荘さんが成城の和菓子屋「あんや」で市川さんの作品に会った、ということで、それを聞いたオーナーも古荘さんの撮ったその画像を見て市川さんの「はぎあわせ」の作品に違いない、と思ったそうで、僕の知らない和菓子屋さんにどうして作品があるのかな?と思った僕は自分のものかどうかを確かめるためにバスに乗って成城学園駅前まで行ってきました。
すてきなお店でした。何店舗かあるうちの成城店だそうです。で、問題の台皿は
僕の作品に間違いなかったのでした。 もう十何年か前のものですので、年季が入っていて、2台とも金繕い(きんつくろい)がしてありました。それだけ愛されているんですね、と、嬉しく思いました。自分の知らないところで作品が一人歩きをしていて、ちゃんと働いてくれていることに妙な感動がありました。 ちなみに、このお店を知っている姉も「これは僕の作品ではないか。」と思っていたようでした。 人気のあるお店なのでお客さんも多く、こうなった経緯(いきさつ)を忙しそうに働く店員さんに詳しく聞くことはできませんでした。 豆大福がおいしくて有名だそうで、それに僕は食べたことがなかったのでいつか食べたいと思っていた「葛餅」もあったので、 買ってきちゃいました。両方ともあんこがおいしくて柔らかくて、感動の一日になりました。