市内の小中学校と長野市南部の中学校を訪問した。
K北中学校の美術の先生とは直接話すことができた。部活はこれから文化祭の準備に入るし、2、3年生の交代があるので忙しい時期なのだが、それでもとても興味を持ってくれたようだ。今年の参加は難しくても、来年以後の活動に期待したい。どの学校でも美術部の活動は難しいものだが、このコンペを部活の盛り上げに利用してもらえたら嬉しい。
僕が次に赴任する学校だと同僚の先生方の誰もが思っていたK徳中学校に初めて訪れた。ひょっとするとここに勤めていたかもしれないと思ってみると妙な気持ちだった。玄関には創立20周年記念の垂れ幕が下がっていた。そう、約20年前のシーズンだった。
僕が最後に勤めたK中島中学校の校門を十数年ぶりに通った。なんだかナーバスになっていることに気づいた。知っている人は誰もいないのだが、自分の母校のような気がしたのが不思議だ。驚くことに校舎は何も変わっていない。置いてあるホースも20年前からそこにあるまんまなのではないかと錯覚してしまうようだ。
左が玄関。正面に見える校舎の2階が美術室だ。その右から4番目の窓が美術準備室、通称「美研」で、この部屋に7年間住んでいた。美術部のこどもたちと弁当を食べたり、おかしをあげる代わりに漬け物を持ってこさせたり、部屋の飾り付けをしてもらったり(僕とキョンキョンは相合い傘の仲だった)、将来の不安を聞いたり、、、思い出は尽きない。中を見せてもらいたかったが、しかし今は部外者なのでそれはできない。事務の先生に「20年前、ここに勤めていたんですよ。」と言ってみたが、苦笑いされただけであった。この画像を見て懐かしく思っている読者諸氏もおられるかと思う。みんなもう立派な大人になっている。 というわけで、なんだかノスタルジーを感じた二日間であった。