今日で最終日となりました。けっこう長い期間と思っていましたが、早いものです。

右側がアールブリュットの作品たち、左に見えるのが田島征三さんの木の実アートの作品です。誰もいないように見えますが、壁の向こう側に鑑賞中の方がいらっしゃいました。
最終日ともなれば駆け込みの方々が見に来られたので、それぞれ鑑賞の仕方が異なることを感じながら楽しませていただきました。
展示室には自由に感想などを書いてもらえるようにスケッチブックを3冊置いておきましたので、見てくださった方々の思いが書かれていて、その思いが伝わってきてとても楽しいノートになっています。
大人の方の多くは感動した旨を言葉で書かれていました。子供たちの多くは、作品群に触発されたのでしょうね、色鉛筆で絵(?)を描いています。小さな子たちも色でぐるぐるを描いたり。なんだか描きたくなった、ということを言葉で書かれている人もいましたし、なにより心が解放された様子で思うままに色鉛筆で描いていることが嬉しい事実で、この展覧会をやってよかったナと思わせてくれる記録になっています。

僕は、というと、どうなんでしょうかね。田島さんの言葉の中に「おぼつかない表現であることの大切さ、慣れてしまうこと技術の高まることで失ってしまう怖さ」のようなことが書かれていましたが、どうなんでしょう?とてもよくわかる部分とそうではない別の側面とを大切にしている自分がいるのは確かです。二律背反を抱えたまま進んでいこうと思っています。