最近テレビのなんと言う番組だったか忘れたが、スティービー・ワンダーの曲が流れていた。懐かしかった。学生の頃にLP盤を買ってきてよく聞いていた。思わぬところで半音上がったり下がったりする初めての世界に酔いしれていたものだ。
で、CDを手に入れようとお店に行ったら、なんとベスト盤が一枚だけ残っていた。そんなものか?と、なんだか拍子抜けしましたが、流れに乗るように買ってきた。
いかがですか?懐かしいタイトルではありませんか?これからしばらくは再び酔いしれることになりそうだ。
上田創造館の陶磁展の会を退会した。二年ほど前にT君が退会したときに、いつか彼が戻ってこられるようにそれまで頑張る決意をしたものだったが、残念ながらその可能性も無くなったという失念も理由のひとつだ。若い世代に希望は必要だと思っていたので。何かにつながるという思いのある仕事はやりがいのあるものだ。
もちろん自分の仕事の発表をすることだけでも重要な事柄ではあるけれど、みんなでそれをすることで何かにつながってほしいと思っていた。
自分のけじめとして会を退いた。今年の陶磁展はおもしろかったし、10人の仲間も仲間として意識することができるようになっている自分に気づいてもいた。今までの僕のベスト盤かもしれない。しかし、どうしてもこの会を続けねばならない意味合いにたどり着けなかった。
今日の話し合い(今後この会をどうするか?)ではみんなの「意地」みたいなものを感じた。運営の都合から経費を出さない方針の創造館に対する意地。退会していった陶芸家に対する意地。経費が出ない状況になってやめざるを得ない状況に負けることが嫌だ、という意地。
いずれにしても続けることにはエネルギーが必要だ。「意地」はそのエネルギーになりうる。
さてさて、僕は退会した者としての意地をこれから見せる必要があるかもしれない、かなあ?