20年近く使っていた母の冷蔵庫が故障した。
数日前から、冷凍庫に入れていたおやきがかびちゃったりしていたので「変だな?」とは思っていたのだが、、、ちっとも冷たくならなくなってしまったのだ。原因はわからない。まあ、それだけ使えば、寿命ということか。人間で言えば「老衰」ということになるのか。
修理してもらうより新しいものを買った方が安いような現代生活状況だからそうすることにした。
冷たくしなければならない物はクーラーボックスふたつに詰め込んだり家の冷蔵庫に入れて凌いだ。あまりたくさんは入らないから入れる物も選ばなければならなかった。
昨日新しい冷蔵庫を購入したら、今日届けてくれた。リサイクル券も購入したので古い方(昨日まで使っていたのにこう呼ばれてしまう。)のを引き取ってもらえた。なんて便利な世の中なんだろう、と感じた。昨日は慌てて対処したのだが、困ったことになるようなことはなかった。何も問題はなかった。

新しい冷蔵庫に早速中身を納めた。これで今日からの母の食生活はOK。
現代の電化製品に囲まれての生活はこのように脆さを感じることは多い。プリンターのインクが無くなった、とかは慌てることもある。パソコンの不調(最近は滅多に無くなりましたねえ。)もほんとに困った。でも、そんな場合はホームセンターとか文房具店とか本屋さんとかに走れば解決する。ここでも便利な世の中になっている。脆いのだが脆さを感じさせない仕組みになっている。広い意味でのインフラ整備ができている。世の中がシステム化している。なんてことを感じている暇もないくらいにあたりまえになっている。さらに「ここへ行けばもっと安い」「ここならもっと速い」「ここなら特典がある」などなど。
昔も今も生活上の知識を持っていることは大切なことだ。煩瑣なことだけど、逃げるもよし、逃げないもよし、だナ。