今日たまたま村越さんと受付当番でしたので、前号の疑問についてお訊ねしました。ら、箔を千切って貼ってから釉薬をつけているのだということでした。一件落着!ですナ。
峯村さんのテーマは「詩的な語り事」です。身の回りのことを「私的」ではなく「詩的」と思えるのは乙女チックでけっこうなことですナ。
画面では大きさをお伝えづらいのですが、ひとつひとつが大きい作品です。彼女は帽子やカボチャやバラや鳥かごなど身の回りにあるものを大きく作って見せることで、その物の持つ形の特徴などを取り出してみせるという表現方法を使っていると考えています、が、いかがでしょう?
石関さんのテーマは「ナマコの姿は神の姿に似せて作られた」です。
芸大の彫刻科を出ている彼はオブジェ作家であり陶作家ではないと思っています。制作手段として陶を用いているのだと認識しています。
おおらかなその表現は彼の持ち味で、貫いているあふれる自信による継続が魅力的だと思います。