名古屋の「遊び舎」さんでの展示会を前に窯出しした新作を少し見てください。

はぎあわせの花小鉢の前にあるのが小さな片口鉢と小さな函のいくつか。ふきみそを作ったら、この小さな函のまま食卓に出すってのは?ということで。片口は、さる方から絶賛されたキレの良さを保ちつつ形を変えてみたものです。見込みの形が美しくできたなと思えた作品です。
コブシの花が開き始めました。

蕾の形も花房の形も美しいと思います。ゴージャスではないが艶気のあるこの白い形は、「若々しさ」とも「つつましい姿」とも受け取れる好もしい形をしていると感じます。
震災後に僕たちに最初に勇気を与えてくれたもののひとつに、それでも咲き始めた花があったことを思い出します。