今、粟佐の文化祭が「アートまちかど」で開催されているので見にいった勢いで、二階で開かれている「待井亮造」さんの風景画展を見てきました。
稲荷山の町の風景をもう30年くらいでしょうか描き続けていらっしゃる方の水彩画が数多く陳列されています。今はもう無くなってしまった建物が描かれていたりしますから懐かしい感じのする絵もあります。停めてある車も登場してますので年代が推し量れます。
小さい頃の僕は千曲川を渡って稲荷山の町に行くことは滅多になく(学校の決まりとかで他の市町村へは行ってはいけなかった。)、一軒だけあった模型屋さんまで親に内緒でどきどきしながら自転車を飛ばすぐらいのもんでしたね。なので、昔の稲荷山の風景はよく知らないはずなのに、なぜか懐かしいものを感じました。
ちょうど待井さんご夫婦が居られましたので、奥様に1点1点描かれた場所の説明をしていただきながら(贅沢だろオ〜?)鑑賞いたしました。
稲荷山の町は須坂などと同じく蔵が多く残っている町並みです。北国街道の筋で、商売の盛んだった頃はおおいに賑わったようです。芸妓さんを置く料理屋さんとか質屋さんとか陶器屋さんとかいろいろなお店が繁盛していたみたいです。
そんな町を残していく運動が認められるために、待井さんの絵はとても重要ですね。
11月4日まで開催されています。