展示会も中盤、毎年呑みに誘ってくれるOさんとdeepな京都に出かけた。
ふつう観光客なら絶対に立ち寄らないような場所に連れていってくれる。立ち飲み屋、jazz bar、ビアホール、スコッチバー、ペントハウスのバー、などなど。いつも新しい経験をさせてくれる。
今夜は木屋町のパブでライトなエスカルゴやオリーブ、ソーセージ、パテなどでイングランド(今、旬ですね。)やベルギービールを体験。その後僕のたっての希望で、毎年行きつけのノイリーズバーで呑んだ。

マスターの野入さんは酒についてかなり詳しい人で(ネットで輸入しているので、普通には手に入らない酒も持っているのです。)、ついでに音楽にもかなり以上に精通しているので話していて楽しい。
スコッチのアイラもかなりの種類があり、シングルモルトはもちろんいろいろあります。バーボンも珍しいものがあり、「Cock of the walk」があるだけでも珍しいのに、12年ものやいろいろあってびっくりします。
以前に紹介しましたカサンドラウィルソンを知ったのもここです。今夜は「The Band」やキャロルキングのデビュー前の原盤などを堪能いたしました。

タリスカーは飲んだことがなかったのですが、実に優等生な酒でした。ラフロイグの10年ものはサントリーからも発売されていますが、ここでは別の樽のものを味わうことができました。香り高く、スモーキーさも嫌みなく、複雑な香りがなんともいい感じでした。この一杯だけで一晩過ごせそうな気がしました。
ま、興味のない方にはなんじゃこりゃ!の世界でしょうが、このような世界を内包している京都という街は、受け入れる包容力を持った歴史のあるすてきな都市だと改めて感じました。