上田陶磁展の反省会があった。
華道家の問題とは別にわれわれ陶作家側として反省すべき点はたくさんあった。根本のコンセプトの甘さ、伝え方の甘さ、作陶の甘さ(これは自分のこと)、などなど。
そして大事な「来年への方向」を決めた。
今年までの流れを大事に考えて、来年は作家それぞれが自分のブースを自分の仕事で表現することになった。今熱を入れている仕事、大事に考えている仕事、興味を持っている内容の仕事、など、だ。今回の会期中からその方向を考えていたのでこれは大賛成だ。とても楽しみである。
さっそく一昨年退会(休会?)したT君に連絡を入れた。この計画なら彼も出展しやすいだろうと考えたからだ。もちろんすぐには答えは出ないだろうけれど、考え始めてくれるだろう。
お客さんからの要望で作った掛け花入れに自分も花を生けてみた。
以前から作っていたはぎあわせの花入れを掛け花入れにしてくれという注文だった。丈を少し長くした。いかがでしょうか?
自分の発想ばかりでなくていろんな人の声に耳を傾けてみるとおもしろいものができることもある。白い壁だともっといいかもしれないナ。
そうそう、このムラサキツメクサ、車の下敷きになったり除草剤の被害にあったり足で踏みつけられたりして数年間その姿を見せていなかったのですが、今年急に生えてきて、それも以前より勢いよく繁殖しているのです。不思議な生命力ですわ。インドネシアのチキンバスケットにココナッツボウルをおとしにしてこの草を生けると何だかいい感じになるのですヨ。ツユクサも似合うかも。そう思うとすぐやってみたくなってきた。