千曲市内に戸倉上山田(とぐらかみやまだ)中学校という学校があります。通称「とがみちゅう」。
この学校にN先生という美術の先生が以前いらっしゃいました。この先生は美術教育に非常に熱心な方で、現在お勤めのS中学校のみに限らず県立信濃美術館でもこどもだけでなく大人も対象にいろんな企てを実行されていますが、とがみにいらしたときに学校全体を美術館にしてしまおう(大人も含めて生徒が表現した作品やパフォーマンスを見てもらおう)ということをやっておられました。これを「戸上中学校美術館」通称「とがび」と言います。
で、N先生が転勤されたあとを引き継いだのが奥様のN先生です。ですので今はこのN先生が中心になって「メガとがび」が開催されているわけです。
教室をたくさん使っていろんな展示がされています。
廊下にも展示があり、パフォーマンスも。
毎年大勢の人が楽しみにして見にきています。駐車場はいっぱいです。
生徒だけでなく卒業生や大人の作家の発表もあります。東信のM高校の美術部(通称「まるび」)もこの何年か参加しています。
これはほんの一部です。まるびは南校舎全部を使って展示をしています。
ほんとうにみんなのパワーがすごいです。みんな楽しんで表現しています。このパワーを引き出していることもすごいです。
アートとは何だろう?ということも考えさせられます。なんでもありのアートの世界になっていますが、人のことはともかく、どうして自分は表現しようとしているの?って問うとあたりまえのようにアートと生きることとは同時に存在していることに気づきます。