織部の仕事です。形も自由に用途も幅広く考えられる織部。ときどき織部をすることで自分の原点を見る思いがします。織部でできた作品を自分で見ることで、自分を見つめているような。
銅の釉薬は微妙です。なかなか言うことを聞いてくれません。でも、けっこう饒舌でもあります。今回のは何を喋ってくれてるでしょうか?
「織部盛鉢」です。両耳がついてますので釣瓶をつけることもできるのです。「見立て」を楽しんでいただけたら嬉しいです。
もうひとつ、「はぎあわせ掛花入」です。
蔓を生けてもいいですし、シランのように葉を跳ね上げている花も美しく映る花器だと思います。