おもしろい名前ですよね、「アメリカシロヒトリ」。アメリカからの外来種であることが推測されます。「シロ」は白でしょう。成虫になると真っ白な蛾になります。「ヒトリ」とは?火取り?一人ではないでしょう。
夏の夜になると部屋の灯りに誘われるように、ガラスの向こうで舞っていることがよくあります。これを見ると「ゾッ」とします!害虫ですから。
うっかり間違って家に中に入れようものなら、冬のシーズンにはセーターを取り出すときに泣くことになります。穴があいているからです。どうやらこいつはいいものが好きみたいで、合成繊維は見向きもせず、ウールとかシルクとか天然繊維専門に食い散らかすのです、もちろん卵を産んで幼虫がです。
また外ではやわらかめの葉っぱが好きみたいで、卵をつけるとその幼虫が葉っぱを栄養としてもの凄い剣幕で増えていくのです。昨年家のサクラはコイツらのために葉っぱのほとんどがなくなってしまいました。アンズ、ハナミズキ、ライラック、サンシュユ、ボケ、タニワタリ、ウメモドキ、ヤマボウシなどがやられます。
ソメイヨシノがやられていましたので、シルバーセンターの方に来てもらって殺虫剤を撃ってもらいました。が、この茶色い状態ではもう成虫になって飛び立ってしまっていますから、白くクモの巣みたいになっている間に撃たないといけません。ですので、近所のみんなが気をつけていてお互いにタイミングよく征伐しないといけないのです。難しいです、これは。なのでいつまでたってもいなくならないのですね。
草もどんどん増えるし、アメシロも発生して、雨は降るわ、暑いわ、いろんなことに手を焼く季節です。