車では慣れた道ですが、歩くのは初めてのルートを辿りました。
小学生のとき以来です。久しぶりにこのたくさん並んだ鳥居のトンネルを潜りました。ずっと先にお稲荷さんが祀られています。ここは「伏見稲荷」の流れのもののようです。京都の伏見稲荷とは比べ物になりませんが(とにかく規模が大きいですもんね。鳥居の数なんていくつあるか数える気にもならないくらい、こっちの山からあっちの山から、途中で分岐してるから全部廻ろうなんて無茶だ、一日掛けてもどうかな?)、このトンネルは小さい頃からちょっと気が惹かれる場所でした。
少し歩いたら、以前に紹介した地蔵堂がお地蔵さんだけを残してすっかりなくなっていてびっくり!「あれ?ない!」と声に出したら、見たことのある方が立っていて、移築することを教えてくれた。ここの檀家さんだそうで、しかも「屋代を語る会」の会員だそうで、したがってこのお寺について詳しい詳しい!
とりあえず訂正いたしますが、このお寺は「屋代寺」と書いて「おくだいじ」と呼ぶのだということです。
これが本堂です。西を向いています。正面の柱は7本、側面は6本ですから宝形ではなかったです。屋根も入母屋造りですね。もとは善光寺よりも古いんだそうです。天台宗のお寺です。ご本尊は五智如来だそうで、今は別のところに預けてあるとか。
この左右の門石が西の道路に立っています。
詳しい人に教えてもらって楽しかった!話してくれたことの全部は覚えられなかったのですが。住職は仏像の修理をなさる方だそうですので、その現場を見てみたいと思いました。
帰り道に、お話ししてくれた方のご自宅を見せていただきました。ずっと「すてきなお家だな。」と思っていたお家のご主人でした。瀟洒な僕好みの建物でした。興味が尽きない。