こどもたちの作品の紹介の第2弾です。
埴生中学校の「埴生中美術部」の作品「White X'mas までの道のり」です。
発泡スチロール板を使ったり、スチロールを切って形作ったりと材料に工夫が見られました。ツリーの部分の彩色は油性のペイントをスプレーすることでほかの部分と違う表情をさせてあります。
埴生中学校は2回目の参加ですが、昨年の取り組み方よりずいぶんと制作意欲が感じられて嬉しいです。来年は入賞するように頑張ってほしいです。先生も「がんばるぞ!」とおっしゃっていました。楽しみです!
戸倉上山田中学校美術部の「森の妖精 白馬」です。
新聞紙を丸めてボリュームを出して形作り、白いテープでぐるぐる巻いてできあがっています。その作り方もユニークです。ただ、中学生が乗っても大丈夫だったのに高校生が乗って一度壊してしまったのだとか。それで修理したんだけど前に転ぶようになってしまったのだそうです。中学生が乗れるくらいの大きなサイズの作品です。構造作りがしっかりしてたらなあと残念な作品です。
東山魁夷さんの作品に登場する白馬をイメージしているようです。で、説明文の中に「森から街に白馬がやってきた」というフレーズがあるんですが、いいセンスですよね。絵の中にいた白馬が街の中にやってきたらどうなるんだろう?という設定ですね。
最後は屋代中学校美術部の4ティームの作品です。「立体L♡VE」「ペットボトルロボット」「海とゆかいな仲間達」「紅葉」。
屋代中学校の美術部は今年初めての参加です。もともと美術部の多くは、運動部や吹奏楽部や合唱部などに比べて活躍の場が少ない部活動です。そんな部活動にこどもたちの作る喜びを感じてもらえるチャンスとして、あるいは学校への彼らのアピールの場としてこのアートコンペを使ってもらいたい、というのもコンペの趣旨のひとつとして考えていたことでした。なので、今年思い切って参加してくれたことが僕はとても嬉しかったのです。
期限のギリギリになって参加を決めて慌てて初めての取り組みをした彼らに突き詰めた作品はできませんでした。でも確実に第一歩を記したのですから、次は第二歩目です。来年に期待します!