|
上田創造館の陶磁展へ向けて、今器作りの真っ最中だ。いくつかの成形は終わっている。乾燥の途中でひびの入ってしまったものもふたつある。また作り直しだ。
僕のブースを担当してくれる華道家との話し合いの中で、この土日に華道展があるので見てほしいと言われたので、同じタッグを組む方の作品を知ったり考え方の一端がわかったり感じられるいい機会であるし、見にいった。 ![]() 会場は上田市の「文化センター」である。作品同士の間隔が狭い気がした。参加人数もそれほど多くないのだが、会場が狭いのだろうと思った。 パンフレットに載っている会長さん(上田華道協会の。)のご挨拶によると、今まで上田市の文化祭に若い人が参加できていたがその機会が無くなったので特別にこの展示会を持った、ということだ。人数が少ないのはそのせいか? ![]() お花のいい感じがいい感じに生けてある作品もいくつか見つかった。僕は奇をてらった造形のためにお花を犠牲にしている作品は好きでない(自分自身では新しい形を探す仕事をしているのだが)。お花が好きです!という感じが好きだ。 こうして華展をみていると、なんとなくお花を生ける時の作者のこころが感じられておもしろい。コーディネートする花とは明らかにちがう気がする。今回はいろいろな流派が混じっているのでそれぞれ個性的な生け方があってそれもおもしろい。 先日横浜の展示会のときに、上の階の会場で華展があった。尼寺で野の花を生けることから始まった流派のお花だった。家元のお花はさすがだと思った。お弟子さんたちのいいお花もいくつか見つけた。お花が生きて、何かを語ろうとしている感じが伝わってくるものもあった。 陶磁展での花と器のコラボレーションは陶作家と華道家とのコラボレーションである。今ある力のベストで臨みたい。楽しみである。
最近織部の作品を焼く仕事を増やしたんですが、釉薬が流れ易いために棚板をずいぶん傷めてしまいました。
釉薬は鉱物などでできていて、焼き上げるとガラス状の膜が作品にコーティングされて水を漏らさなくなったり自らの表情を豊かに作ったりします。が、焼いている最中は融解して流れ易くなっていますから、へたをすると作品から流れ落ちて棚板にまで達したりします。そうなると大変!冷えるとガラスになるのですから、作品と棚板が見事にドッキングした姿で窯から出てくることになります。 で、今日の半日はこの汚してしまった棚板の修理でした。棚板にくっついて固まってしまった作品と釉薬を板からタガネで剥がします。棚板は一枚7000円〜します!から、気をつけないと割ってしまったらえらいことになります!!(実際に今まで何枚も割ってしまいました。そうなった物は窯詰めの微妙な操作の場面で登場したりしますけど。)で、割らないように無理な力を入れずに、でも剥がれるように力を込めて槌をふるうのです。 その作業が終わったらコーティング材を塗ります。これはアルミナ(酸化アルミです。アルミを焼いてできるもので、真っ白なさらさらな粉です。)と言って、棚板にコーティングすることでこぼれた釉薬が棚板に焼き付くのを防ぐための防御膜になります。 ![]() ![]() 剥げてしまったコーティング材の部分に新しく塗ったところ。明日はもう一度板全体にコーティングします。 こうしてまた窯の中で作品を焼く手助けをしてくれるわけですね。
| |||||